コレステロールは怖くない

 コレステロールが高い・・と聞けば、大抵の人はコレステロールを下げなければと思うでしょう。

 

私も人間ドックで毎年引っかかるのがコレステロール値と中性脂肪でした。

 

 ところが、7年ほど前でしょうか、人間ドックで相変わらずの高いコレステロール値が出たにも関わらず、担当医から「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ」と言われたのです。

 

 実は調べてみたところ、日本動脈硬化学会と日本脂質栄養学会との対立、論争があったのです。
 それは2010年のことです。日本動脈硬化学会では「コレステロール値が高いと心臓病リスクが上がる」という統一見解を出しており、これがガイドラインとなっていたのですが、一方日本脂質栄養学会からは2010年に「コレステロール値が高い方が長生きする」という見解を示したのです。
  生活習慣病予防の観点から、コレステロールは悪者扱いされることが多かったのですが、日本脂質栄養学会が示した見解は真逆でした。

 

 恐らく、人間ドックで高コレステロール値が出たにも関わらず、医師が「気にしなくて良い」と言ったのは、恐らくは日本脂質栄養学会の見解を認めたからなのだと思います。

 

 

出典:日本経済新聞 2010/10/27 朝刊

 

 図は神奈川県伊勢原市の男女約2万6千人(男性平均年齢64.9歳、女性同61.8歳)を約8年間追跡した調査結果で、男性の場合、悪玉(LDL)コレステロール値が100未満(ミリグラム/デシリットル)の集団で肺炎やがんでの死亡が増え、総死亡率が大きく上昇しています。女性では高い値でも総死亡率の上昇はみられませんでした。

 

 こうした調査結果が日本脂質栄養学会で認められた結果、「コレステロール値が高い方が長生きする」という見解に至ったのです。

 

 こうした論争はややもすると、自論が正しいという独善に陥り勝ちですから、そこは割り引いて見なければならないと思います。

しかし、何れにしてもコレステロールが悪者だという見方は否定されつつあるように思います。

 

 私の母方の家系はコレステロール値が高いようなのですが、誰も長生きです。母は五女ですが、長女は102才を迎えても元気です。そんな事もあり、以前はコレステロール値が悩みの種だったのですが、最近は気にしていません。

 

 とは言っても、コレステロールの中でもLDLと呼ばれる悪玉コレステロールが高いのは決して良くはありませんので、LDL値だけは気にした方が良いようです。

 

 もともとコレステロールは細胞膜の維持やホルモンなどの材料となり身体に不可欠な存在ですが、悪玉コレステロールが増えすぎてしまうと健康に影響を及ぼしてしまうからです。

 

 また悪玉コレステロールの値が高いと脂質異常症、メタボリックシンドローム、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸、引いては動脈硬化が起きやすいのです。

 

 この悪玉コレステロールを減らす食材として、「ブロッコリー」や「キャベツ」などといったアブラナ科野菜が注目されていますが、私が意図的に摂取しているのは魚油に多く含まれるDHA、EPAです。直接LDLを下げる働きはないと言われていますが、動脈硬化を防止する効果がありますのでお勧めです。

 

 また油類の摂取についても注意が必要です。油類には良い油、悪い油があるからです。これについては次回書きたいと思いますが、何れにしても当たり前の事ですが、規則正しい生活、適度な運動を心掛け、栄養バランスにも気を配り、肥満に注意しながら健康的な生活を送る事が一番ですね。

 

 今日はこれから市で実施している健康診断に行ってきます。

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